IoTを支える無線通信技術を学ぶ
IoTを支える無線通信技術を学ぶ
5Gを利用するメリット
身近にあるあらゆるモノがインターネットにつながるIoT では、その通信量は膨大なものになります。例えば、私たち個人が身につける、あるいは業務で利用する機器の多くがインターネットを介てデータを送受信するようになります。そのためには、大きな通信帯域が必要です。また、自動車が IoT化してインターネットに接続されれば、そこから収集される位置・距離・機器の状態などのデータは、1台の自動車だけでも膨大な量となり、通信に遅延が起こらないことも重要な通信要件となります。そこで活用できるのが 5G です。
5G は現在主流の 4G に比べると、データ通信速度が約 20 倍、遅延速度は10 分の1になることが期待されます(※理論上)。つまり、IoT による通信量の肥大化への対応や、求められるリアルタイム性などを実現できるようになるのです。例えば、大容量通信や低遅延という特徴を活かして自動車の自動運転や遠隔医療、4Kや 8K 映像配信などが実現できますし、多数同時接続を利用したスマートホームなども日常生活では当たり前のことになるかもしれません。
4Gと5Gの比較
比較内容 | 4G | 5G | 5Gのメリット |
---|---|---|---|
通信速度 | 最大約1Gbps | 最大約20Gbps | 通信速度が20倍 |
遅延 | 約10ミリ秒 | 約1ミリ秒 | 遅延が10分の1 |
同時接続台数 | 10万デバイス/㎢ | 100万デバイス/㎢ | 接続可能台数が10倍 |
参考)総務省:情報通信審議会 情報通信技術分科会 新世代モバイル通信システム委員会報告