概要

CONPROSYS HMI System（以下、CHS）は、HTML5技術をベースにしたHMI/SCADAソフトウェア製品です。CONPROSYSシリーズやMQTT（Message Queueing Telemetry Transport）通信に対応した各社のIoTゲートウェイ機器からデータを収集し、工場設備や遠隔機器の制御、アラーム検出・通知などを行うことができます。CHSで実現するHMIの監視画面上にはプロセスチャートやトレンドグラフ、帳票を表示するなど様々な用途の監視・管理システムを容易に構築・運用できるツールとしてご利用いただけます。

また、CHSはインストーラ形式のパッケージソフトウェアとして提供されるため、実行環境としてWindows Serverの環境を準備して頂くだけでご利用が可能です。たとえば、Microsoft Azure上のWindows Serverの仮想マシンにインストールを行えば、自社専用のクラウドサービスを構築することが可能です。

『新しくクラウドサービスを始めたい』、『自社工場の見える化を簡単に構築したい』などお客様の目的に適した環境でご利用いただけます。

CHSを活用したシステム構成例

特徴

マルチデバイス対応で場所や環境を選ばずモニタンリングが可能

モニタリング画面はMTML5のWeb技術ベースで構成されており、特殊なOSやアプリケーションに依存することなく、パソコン、タブレット、スマートフォンなど端末からブラウザさえあれば遠隔監視を簡単に行うことができます。

システム開発をブラウザだけでプログラムレスで行える

モニタリング画面の開発においても、開発専用ソフトウェアなどをインストールする必要がありません。
システム構成、データ収集条件、モニタリング画面の作画など、SCADAに必要な機能をブラウザさえあれば、いつでもどこからでも作成およびメンテナンスが可能です。

豊富な表現力と直感的に操作できる開発環境

豊かな表現を可能にする60種類を超えるグラフィックコンポーネント（ランプ、スイッチ、メーター、グラフ機能、トレンド、リスト、テーブルなど）を標準で提供します。
また、アラームサマリ、アラーム履歴、ヒストリカルトレンド、帳票、データ変更履歴、操作履歴、計器モニタ、地図表示など、システム管理やIoTを実現するために必要な機能も簡単に使用できます。
ドラック＆ドロップによる部品の配置操作が可能で、部品とデータの情報リンクはデータツリーから選択するだけのプログラムレスの開発環境を実現しており、短期間でシステムを構築可能です。

IoT分野で注目を集めいているMQTTをサポート

軽量プロトコルとしてIoT分野で注目を集めているMQTTをサポートしており、MQTT通信機能を持つIoTゲートウェイにも対応が可能です。また、MQTTブローカーが搭載されているため、別途、MQTTブローカーを用意する必要がありません。

導入しやすい高いコストパフォーマンス

システム規模（プロジェクト数）に応じて必要な規模を選択可能なライセンス体系となっており、PoCでのお試し導入や本格的なクラウド運用まで柔軟に対応します。
※専用の購入サイトからオンラインで決済することができるしくみを準備しました。１プロジェクト／１デバイスの条件で無料でお試し頂ける試用版や開発環境の便利さを体験できる『体験サイト』も提供しております。

仕様

主な利用分野・活用シーン

製造業の生産ライン

社会インフラの遠隔監視

導入までの流れ

導入後もディスカッションフォーラムなどのサポート体制で安心してご使用頂けます。