About
Windows for IoTライセンスとは
Windows for IoT の
3つの特徴
Windows for IoT は、パーソナルコンピュータでも使用されているWindows OS/Windows Server OSを、IoTゲートウェイから産業用機器といった幅広い特定用途向けデバイスでご利用いただける組み込み向けのライセンスです。
- Windows 10 IoT Enterprise
- Windows 11 IoT Enterprise
は、このWindows for IoTに含まれます。
10年間バージョン固定と
サポート
10年間のバージョン固定運用と長期サポートに対応。サービスパックや修正プログラムの適用による検証・再評価などの負担を軽減します。
汎用Windows OS
よりも低価格
組み込み専用機器向けOSのため、汎用のWindows OSに比べ低価格で入手できます。つまり、トータル製品コストを下げることができます。
利用機能を管理する
ロックダウン機能
管理者は予めユーザーが使用できるアプリケーション、キーボード操作やUSB機能を制限することで、不正な操作やデータの持ち出しを禁止できます。
東京エレクトロンデバイスのサポート体制
Windows Embeddedライセンスの正規販売代理店として30年以上の実績
経験豊富な技術サポートチームによりお客様の製品開発を強力にサポート
セキュリティやIoTなど組み込み機器向けの幅広いソリューションをご提案
Windows 10/11 IoT Enterpriseとは
ロックダウン機能をデモでご紹介
2つの提供モデルとサポート期間
10年間バージョン固定モデル
Long Term Servicing Channel
(LTSC)
産業用装置など、機能は変えずに
長期安定稼働が必要な機器向け
リリースから10年間、機能更新プログラムは提供されず、品質更新プログラムのみを受け取ることができるサービス提供モデルです。OSの機能を固定したまま利用することができるため、新機能の追加よりも稼動の安定性を優先するデバイスに最適です。新しい機能を含むLTSCモデルは、2~3年ごとのリリースが予定されています。2017年7月以前はLong-Term Servicing Branch(LTSB)と呼ばれていました。
機能更新プログラム適用モデル
General Availability Channel
最新の機能を利用したい
機器向け
定期的にアップデートが行われるサービス提供モデルです。Windows 11のリリースに伴い、これまで年2回(3月頃と9月頃)提供されてきたアップデートのリリース(これをSemi-Annual Channelといいます)が年1回となりました(これをGeneral Availability Channelといいます)。アップデートごとにサポート期間が設定されており、現在、Windows 10 IoT Enterpriseは30カ月、Windows 11 IoT Enterpriseは36カ月のサポート期間が定められています。
Windows 11 IoT Enterprise LTSC の供給スケジュール
Windows 11 IoT Enterprise LTSC 2024の供給スケジュールはまもなく発表される予定です
LTSB/LTSC Version |
提供開始日 | メインストリーム サポート終了日 |
延長サポート終了日 | End of License |
---|---|---|---|---|
2024 | 2024/06/01 | 未発表 | 未発表 | 2034/06/30 |
スクロールしてご覧ください。
Windows 10 IoT Enterprise LTSC の供給スケジュール
LTSB/LTSC Version |
提供開始日 | メインストリーム サポート終了日 |
延長サポート終了日 | End of License |
---|---|---|---|---|
2021 | 2021/11/16 | 2027/01/12 | 2032/01/13 | 2031/11/30 |
2019 | 2018/11/13 | 2024/01/09 | 2029/01/09 | 2028/11/30 |
2016 | 2016/08/02 | 2021/10/12 | 2026/10/13 | 2026/07/31 |
2015 | 2015/07/29 | 2020/10/13 | 2025/10/14 | 2025/07/31 |
スクロールしてご覧ください。
メインストリームサポート:バグフィックス、セキュリティ更新プログラムの提供 他
延長サポート:セキュリティ更新プログラムの提供
General Availability Channelの供給スケジュール
Windows 11 IoT Enterprise
End of License:N/A
バージョン | 提供開始日 | サポート終了日 |
---|---|---|
24H2 | 近日公開予定 | 近日公開予定 |
23H2 | 2023/10/31 | 2026/11/10 |
Windows 10 IoT Enterprise
End of License:2023/10/31
バージョン | 提供開始日 | サポート終了日 |
---|---|---|
22H2 | 2022/10/18 | 2025/10/14 |
21H2 | 2021/11/16 | 2024/06/11 |
21H1 | 2021/05/18 | 2022/12/13 |
Windows 10 IoT Enterprise 22H2は、Windows 10の最終バージョンです。
※その他の組み込み向けWindows OSのサポート期間はこちらをご覧ください
システム要件
Windows IoT Enterpriseは、デバイスの運用シナリオに合わせて2つの最小要件が設定されます。
推奨される最小要件
パフォーマンスと互換性が求められる殆どのデバイスに最適な要件です。
オプションの最小要件
デバイスメーカーが厳選されたエクスペリエンスを提供する特殊なデバイスを構築するために、よりコンパクトな最小要件が利用可能です。選択した構成がデバイスの運用シナリオに合致する事を十分に検証する事が重要です。
Windows 11 IoT Enterprise
推奨される最小要件 | オプションの最小要件 | |
---|---|---|
プロセッサー | 1GHz 2コア | 1GHz 2コア |
システムメモリ | 4GB | 4GB 2GB(LTSCのみ) |
ストレージサイズ | 64GB | 64GB 16GB(LTSCのみ) |
ブートドライブのストレージ | SSD | SSD, HDD, SSHD, eMMC, SD, USB |
TPM | 2.0 | オプション |
システムファームウェア | UEFI | BIOS |
セキュアブート | 有効 | オプション |
Windows 10 IoT Enterprise
推奨される最小要件 | オプションの最小要件 | |
---|---|---|
プロセッサー | 1GHz | 1GHz |
システムメモリ | 2GB | 2GB |
ストレージサイズ | 20GB | 20GB |
TPM | 2.0 | オプション |
ライセンス購入の流れ
組み込み向け(Embedded)ライセンスであるWindows for IoTをご購入いただく際には、マイクロソフト社とライセンス契約を締結していただく必要があります。締結に関しては東京エレクトロンデバイスが窓口としてサポートいたします。
Windows for IoT ライセンス購入の流れ
※1. マイクロソフトの専用機器向けOSライセンス購入のための譲渡不可な一般取引に関する契約書。
※2. マイクロソフト社が無償で提供するインストーラ。
※3. マイクロソフトの専用機器向けOSイメージを複製し、専用機器に搭載する際に必要となるライセンス。複製する専用機器(OSイメージ)の数量分購入が必要です。
※4. Certificate of Authenticity:OSが正規にライセンスされていることを証明するステッカー。
※5. 組み込みデバイスの製造業者様とエンドユーザー様の間で結ばれるエンドユーザー使用許諾契約書。お客様の製品と同梱して出荷いただき、エンドユーザー様がその製品をお使いになることで本契約に同意されたものとみなされます。
ライセンス締結について
Windows OSを組み込みデバイスに搭載して出荷する際には、はじめにマイクロソフト認定ライセンス代理店である弊社を通してMICROSOFT OEM CUSTOMER LICENSE AGREEMENT FOR EMBEDDED SYSTEMS(以下、OEMCLA)を締結していただきます。
OEMCLAとは、組み込み機器製造業者(以下、OEM様)にWindows Embedded OSあるいはWindows 10 IoTを搭載した組み込みデバイスを出荷いただく際のランタイムライセンスを提供するための契約です。詳細につきましては、弊社までお問い合わせください。
OEMCLA締結上の注意点
- 締結時期
- OEM様には、OSのランタイムライセンスをご購入いただく前にまずOEMCLAを締結していただきます。
- 対象デバイス
- OEMCLAは、あらかじめ専用のアプリケーションが搭載された形態でエンドユーザー様に出荷される組み込みデバイスを対象としてライセンスを提供するものです。一般に市販されているパソコン用のアプリケーションを、そのまま汎用的な使用を目的として搭載するシステムにはライセンスを提供することはできません。
- 締結時に要する費用ならびに出荷数量のコミットメント
- OEMCLAの締結に際して費用はかかりません。また、出荷される組み込みデバイスのコミットメント数量もありません。OEM様の出荷スケジュールに合わせて、随時ライセンスをご購入いただけます。
- 組み込み機器の生産を海外に移管される場合
- OSイメージのインストール作業の実施場所は、特に定められていません。日本でOEMCLAを締結していただき、構築されたOSイメージを海外の工場等でインストールすることも可能です。