注目のAzureサービスAzure Virtual Desktop (クラウドで実現する仮想デスクトップ環境)
Azure Virtual Desktopとは
Azure Virtual Desktop(AVD)は、Microsoft Azureが提供するクラウドベースの仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)サービスです。柔軟で、スケーラブル、そしてコスト効率の高い仮想デスクトップ環境を実現します。
主な特徴とメリット
どこからでもアクセス可能
- あらゆるデバイスから安全にリモートアクセス
- 場所を選ばない柔軟な働き方を実現
セキュリティの強化
- マルチレイヤーのセキュリティ対策
- データの中央管理によるリスク軽減
コスト削減
- ハードウェア投資の削減
- 従量課金制による柔軟なコスト管理
管理の簡素化
- 一元管理によるIT運用負荷の軽減
- 自動更新によるセキュリティパッチの適用
スケーラビリティ
- ご希望に応じた柔軟なリソース調整
- ピーク時のパフォーマンス確保
Azure Virtual Desktopが提供するソリューションモデル
現代の働き方に対応するための柔軟でセキュアなソリューションを提供します。さまざまなデバイスを活用し、場所を問わず組織のアプリケーションやデータにアクセス可能な環境を実現することで、リモートワークや多様な業務形態を支えます。さらに、従来のデスクトップ体験をクラウド環境で再現するだけでなく、業務専用のアプリケーションを効率的に配信し、よりシンプルで生産的なワークフローを構築します。また、既存のVDI環境をクラウドへスムーズに移行できるため、ITリソースの最適化や運用コストの削減を可能にします。Azure Virtual Desktopは、企業の成長を加速させる新しいワークスタイルの基盤を提供します。
Azure Virtual Desktopのアーキテクチャ
Azure Virtual Desktop(AVD)のアーキテクチャは、セキュアで柔軟な仮想デスクトップ環境を提供するように設計されています。以下のように階層化されたアーキテクチャにより、セキュリティ、スケーラビリティ、管理の容易さが実現され、同時にカスタマイズの柔軟性も確保されています。
主要コンポーネント
Azure Virtual Desktop サービス(Microsoft管理)
- Web アクセス :リモートデスクトップへのブラウザベースのアクセスを提供
- 診断:システムの健全性と性能を監視
- Gateway:セキュアな外部接続を管理
- 管理:デスクトップとアプリの配布を制御
- ブローカー:ユーザーセッションの割り当てと負荷分散を処理
サブスクリプション・お客様の管理
- Windows 11/10 Enterprise:最新のデスクトップOS環境
- Windows Server 2016以上:サーバーベースの仮想デスクトップ
- Remote app:アプリケーションの仮想化と配信
インフラストラクチャ層(Microsoft管理)
- Compute:仮想マシンのプロセッシング能力
- Storage:データの保存と管理
- Networking:セキュアで高速なネットワーク接続
導入のステップ
- 案件定義
- アーキテクチャ設計
- Azure環境準備
- イメージ作成
- デプロイメント
- 最適化とテスト
サービスの選び方、導入についてはAzure相談窓口へお問い合わせください