Azure導入事例　アクア株式会社　様

コインランドリー業界の枠組みを超えた先進的な価値提供を目指すアクア株式会社のIoT ソリューションをAzureが支えています。

アクア株式会社では、コモディティ化するランドリー市場において独自の付加価値を提供すべく、店内にサーバーを設置してネットワーク化した「ITランドリーシステム」を、全国多店舗に展開してきました。同システムでは、利用者による店舗の空き状況確認やオンラインでの洗濯終了のお知らせ通知、オーナーによる稼働状況監視やトラブル機器の遠隔リセットなどの先進的なサービスを提供してきました。同社は従来のシステムをさらに発展させ、異業種を含むさまざな企業とコラボレーションしたソリューション「Cloud IoTランドリーシステム」を開発。Microsoft Azure をプラットフォームにした新システムは、これまで以上に"アクアらしさ"という独自の価値付けに向け進歩を遂げており、同社がランドリー市場で高いプレゼンスを堅持し続けている原動力となっています。

これまでの課題

IoTによって得られた効果

IoT化により、業界の枠組みを超えたコラボレーションを実現。
オーナーと利用者それぞれのサービスレベルを向上。

アクア株式会社では2005年より、現行システムの前進となる「IT ランドリーシステム」の提供を開始しています。ネットワーク経由でシステムの稼動状況を可視化し管理できるサービスとして、2016年段階で20,000 台にまで稼動台数を伸ばしてきました。
そして新たにスタートした「AQUA Cloud IoTランドリーシステム」では、コインランドリー機器自体をIoT化して自社や他社サービスと連携するという発展を遂げています。これにより、異業種を含むさまざな企業とコラボレーションしたソリューションをお客様へ提供することが可能になりました。例えば、天候による売上への影響が逆相関となる業種（コンビニエンスストアの需要は雨天時に下降するのに対して、ランドリーは需要が高まる）と、クーポンなどで相互連携することが可能となりました。これにより、当社、異業種企業、オーナーすべてのビジネスを補完できるエコシステムを構築することができます。(2019年7月末時点で約32,000台の機器がネットワーク化しています。)
また、クラウドベースのAzureプラットフォームへ移行するにあたり、店舗の端末やランドリーもIoTに対応した新型を開発。リアルタイムに繋がったことで、頻繁に利用する顧客へのクーポン発行や、天候・時間帯に合わせた料金変更が遠隔操作で行えるようになるなど、オーナーと利用者双方のUX改善にも繋がっています。
将来的には利用実績やランドリーの稼働状況などのビッグデータをベースに、収益や混雑状況を予想したり、予知保全によるメンテナンス効率のアップなど、新しい付加価値を創り出していきたいと考えています。Azureの強靭なセキュリティ、IoT化を実装するための豊富な機能群がCloud IoT ランドリーシステムを支えています。

導入したサービス/機器

導入したサービス/機器

1. 1利用者に喜ばれるユーザーフレンドリーなUX/UIシステム
2. 2コインランドリーの稼働率をあげる仕組み作り
3. 3将来的な拡張性を考慮し、国産CMSを使用したWEBサービスの構築

IoTコインランドリー周辺機器の開発・提供

1. 1産業用高品質ゲートウエイの提供
2. 2データベースを使用したシステムセキュリティーの向上
3. 3マルチ端末によるユーザーフレンドリーなシステム

導入システム概要

今後のシステム構想。Azureが備えるさまざまなPaaSを活用することで、異業種企業とのコラボレーションだけでなく、蓄積したデータを活用した新たなビジネスの提供も目指している

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