理想のIoTサービスをいち早く実現する クラウドAI・IoTソリューション Microsoft Azure

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Microsoft Azure
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Azure導入事例 iYell株式会社 様

住宅ローンに必要な様々な書類をAIでデータ化、
AIとRPAを組み合わせたHyper Automationで、
75%の工数削減を実現

iYell株式会社では、多くの方の「マイホーム購入」を叶えるために、テクノロジーを使って住宅ローンにかかる課題の解決を行っています。
住宅ローンの審査や借り入れには、様々な書類が必要なため、全国の工務店や不動産会社、施主から日々様々な資料が送られてきます。中には写真で送られてくるケースもあり、月数千枚にわたる資料をすべて目視で確認し、書類の名前付けや振り分けを実施していました。

Microsoft Azure で提供されているAI技術を活用し、人名や住所の読み取り、文書の分類をAIによって行い、さらに Microsoft Power Automate を連携する事でファイル操作やデータ作成の自動化を実現しました。

これまでの課題

  • 事業成長に比例した事務員の増員が必要だった
  • 人件費を考慮して、データ化を諦めていた情報があった
  • データ化に複数営業日かかっていた

AIによって得られた効果

  • システムの作業チェックのみとなり、事業成長しても人を増やす必要がなくなった
  • 安価なランニング費用でデータを適切に保存できるようになった
  • 即日でのデータ化が可能になった
会社名
iYell株式会社
設立年月日
2016年5月12日
主な事業内容
住宅ローンプラットフォームの運営
払込資本金
65億7000万円
従業員数
348名(2022年11月現在)

Azure AIを活用した、フォルダの振分、ファイルのリネーム、
データベース化により、業務効率化を実現

iYell株式会社では、借主はもちろん工務店や不動産会社などの負担を減らすため、住宅ローンにかかる様々な作業の代行を行っています。そのなかで、金融機関に提出する資料は購入する物件や借主の状況など、様々な要因に応じて変わってきます。

これまでは複数名のメンバーが毎日数百枚の画像やファイルを目視で確認し、ファイル名の変更や必要なデータのテキスト化を行っていました。読み取るデータにはスキャンしたデータだけでなく、写真も含まれていることから、非常に高度な文字認識精度と、個人情報にかかわる書類を取り扱うことから、非常に高いセキュリティレベルが要求されます。

これらの課題を解決するため、いくつかのベンダーを比較検討し、もっとも文字認識精度が高かったMicrosoft Azure のAIを採用しました。

様々な高品質AIをAPIベースで利用できる Microsoft Azure Cognitive Services と、よりビジネスプロセスに特化した Azure Applied AI Servicesを組み合わせることであらゆる書類のデータ化を行い、さらに Microsoft Power Automate と連携することで、当初の導入目的以外の事務作業などに関しても効率化できました。

Azure Cognitive Servicesでは、Computer Visionを使用し文字抽出(OCR)を行い、Languageを使ってその文字列から人名や地名などのエンティティ抽出を行っています。Azure Applied AI Servicesでは、Form Recognizerを使用して、運転免許証や登記簿、住民票などの定型帳票と準定型帳票から、指定された箇所の文字抽出を行っています。運転免許証は98%を超える文字認識率という結果で読み取っており、高い効率化を図ることができました。

これらのAIはPower Automateによって定期的に実行されており、サードパーティのクラウドストレージに保存されたファイルに対し、AIが読み取った情報をもとにファイル名の変更やフォルダの移動を、ほぼ人の手を介さずに行うことに成功しました。

当初、複数名のメンバーで行っていた作業を1名で処理することが出来るようになり、またこれまで工数の関係でできていなかったデータ分析も可能となりました。導入期間も非常に短期で導入できることができ、AIをさらに活用することによって、住宅ローンテックの新たな価値の創造やさらなる効率化を目指しています。

導入したサービス

  1. 1Azure Applied AI Services Form Recognizer (AI-OCR)
  2. 2Azure Cognitive Service for Language (テキスト分類)
  3. 3Power Automate (RPA)

導入システム概要

利用イメージ

CSPパートナー

会社名
株式会社 ASAHI Accounting Robot 研究所
設立年月日
2019年1月
主な事業内容
AIやRPAを活用したDXソリューションの開発、導入支援、コンサルティング

関連資料

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